10/10-11日に「旭岳温泉ネイチャーウォーク」を実施し、お客様と「勇駒別湿原」や「コマクサコース」を歩いてきました。
標高1,100mの旭岳ロープウェイ山麓駅周辺の紅葉・黄葉のピークは過ぎ、落葉も目立ち始めました。
10/2に初雪が降りましたが、その後寒さは落ち着き散策するには快適な日和となりました。
先ずは勇駒別湿原に行きました。植物の葉は落葉して見通しが良くなっています。
湿原の木道近くでは、温泉の源泉に近く地温が高いせいか、春に咲くオオバタネツケバナが花をつけていました。
笹薮の中には、赤い実をつけているツルリンドウも観察できました。
ヨシ草原の広々とした勇駒別湿原を眺めることができます。
解説板は来季に向けてブルーシートを養生して、積雪に備えしばらくお休みです。
今度はコマクサコースを散策します。こちらも落葉した木々が目立ちますが、ミネカエデやダケカンバなどまだ黄葉
を楽しめる木々もありました。
ピクニック広場には背の高い木の様なセリ科のエゾニュウや、黄葉したハリギリを見ることができます。
こちらは樹齢300年近いアカエゾマツです。
この森にはアカエゾマツの他にエゾマツ、トドマツが自生しています。
植物の実では、マイヅルソウ、イワツツジ、ツバメオモトなどがありました。
小さいのでよく足元を見て探してください。
見晴台コースとの分岐に巨大なアカエゾマツの倒木がありますが、切断面からいい匂いが漂っています。
これは「フィトンチッド」と言われる、樹木が害虫から身を守るために発散する揮発物質の匂いです。
少し見晴台コースに寄り道して谷底まで下りてみました。
ダケカンバの葉は落葉し、白い幹が秋の終わりを感じさせてくれます。
谷に下りると丸太橋がありますが、老朽化しているため気を付けてお渡りください。
途中、春に白い可憐な飾り花をつけるオオカメノキの紅葉が見られました。
「クマゲラコース」ではオオカメノキの黄葉も見られました。日照や土壌状況によって色合いが変わるのかもしれません。
見晴台コースから高山植物園を経てビジターセンターへ戻ってきました。
ツアー中には、アブラムシの仲間の雪虫「トドノネオオワタムシ」が飛んでいました。
雪虫が飛ぶと、のちに雪が降ると言われています。
これから日々寒くなると思われますので、暖かい服装でお越しください。